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シラミはこの1年間に子供を中心に50万人の人が感染したと言われ、国立感染症研究所の発表では薬の効かない「新型」も発見されたとして注意を呼びかけています。
シラミは高温多湿を嫌うため、夏には少なく秋から冬にかけて多発し、夏はプールが始まる頃になると問題になります。
シラミは翅がない吸血性の昆虫で世界中に300種類もいることが知られており、1億年以上も前から生存しているため生きた化石とも呼ばれている。
宿主特異性が強く、人のシラミは人だけを吸血するヒトジラミとケジラミの2種類がおり、さらにヒトジラミはコロモジラミとアタマジラミの2亜種に分類されています。
「アタマジラミ」は主として頭部に住み、頭皮から血液を吸って生活をし、髪の根元に産卵します。成虫は28~38日間生き、その間に2~300個の卵を産み、卵は1週間~10日で成虫に去ります。
「コロモジラミ」は発疹チフスや回帰熱などを媒介しますが、これらの病気は日本には発生していませんので、これは心配しなくてよいでしょう。
「ケジラミ」は東南アジアから大人が持ち込んだといわれていますが、主に陰毛や肛門周囲の毛に付き、子供の頭に付いているものとは違います。形はカニに似ていて胴が短く小型で、卵から出た幼虫は2週間に3回の脱皮を繰り返した後に成虫になり、成虫の寿命は約1ヶ月位です。幼虫の時期は盛んに血を吸うため、夜になると陰毛などの部分が非常にかゆくなります。
シラミは戦後しばらくの間はDDTが有効で、私達が小学生頃までは子供、とくに女子は頭に噴霧されたものでしたが、虫が耐性を持つようになったことや、DDTは環境的蓄積による毒性があることから、現在は使用が禁止されています。
対策としては、現状では国内で唯一製造販売している大日本除虫菊・キンチョウの「スミスリン」(ピレスロイド系殺虫剤・住友製薬ヘルスケア株式会社)が唯一の有効薬剤となっています。
スミスリンパウダーの使用方法としては、1回7g程度を被髪頭部に均等に散布し、1時間程放置した後シャンプーをします。パウダーは卵には効果がないため幼虫になるまでの間は殺虫が必要ですので、1日1回、2日間隔で4~5回繰り返します。
最近はシャンプータイプのものも発売され、これは5分位で殺卵効果もありますが、卵の殻を取り除く効果まではありませんので、卵はスキ櫛で除去するか卵の付着している髪は切って焼却しなければなりません。
誰から伝染したかなどの犯人探しをするのではなく、保育園や学校などの集団発生の場合、全員でチェックをし、一斉に駆除することをお勧めします。
理楽TAIMESより
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